
中古で購入したFM TOWNS II HRを使える状態にしました。
マウスとサード製ゲームパッドは本体に付属。
キーボード、FMT-KB107は別の場所から調達しました。
ちなみに本体上に乗っているのはDell Latitude D630です。
この本体、
FM TOWNS II HR20
メモリ4MB
ジャンクHDDつき
こんな感じの説明で売られていました。
ジャンクHDDの詳細は、前に書いたページを参照してください。
で、実際に届いてみたら、本体の裏にはHR200と書かれている。
メモリ8MBを調達していたので、メモリ増設のついでにケース開けてみた。
最初の予想では、元オーナーがHDD抜いて売却したと考えてました。

うーん、HDD存在するなあ。
これはあれかな、HDDぶっ壊れて認識できないから、HR20という扱いで販売してたのか、な?
更にメモリソケットには、既に謎のメモリが刺さってるし……なにこれ。
まあいっか、と自前で用意したメモリを刺して電源入れたら20MBと表示された件……どうやら最初から刺さっていたのは8MBのメモリだったらしい。
これなら自分でメモリ用意する必要なかったじゃない、20MBもなんに使うんよ。
で、問題はモニターをどうしようというお話。
中古でFM TOWNS用モニターも売ってたけど、さすがにCRTモニターを今更買う気はない。
なにせ、PC-KD863S、RDF171H、RDF173Hと三台CRTモニターがあるので、これ以上増やす気はないしマジ勘弁!
と、いうわけでXBOX360用に買った、Benq V2200ECOを使います。
仕様書にも、水平同期周波数24KHz対応と書かれています。
まず、本体のコネクタは二列D-SUB15、現行モニターは三列D-SUB15なので変換コネクタかます必要性があります。
昔は普通に売られていましたが、国産PCが壊滅した現状でも製造されているのか……と思いつつググったらまだ製造されてるのね。
PC-98での需要から未だに製造されているものと考えられます。
さすがはPC-98シリーズ、
エロゲ需要はいいとして、問題は店頭で売られているのか、という問題。
お取り寄せだと時間かかるしなあ、密林で注文しよか、とか思いつつ某デ○デ○行ったら普通に売ってた件。
買う時さすがに、古いパソコン用だと念を押されたけどなー。

と、いうわけで、サンワサプライのAD-D15NEを買ってきました。
これで物理的には繋がるわけですが、しかしこの後問題が残っています。
問題というのは水平同期周波数24KHz。
この24KHzというのは、暗にPC-9801のことを差しています。
PC-9801 24.83KHz
FM TOWNS 24.37KHz
……はい、同じ24KHzでも微妙に違っております。
つまり、24KHzと書かれていてもPC-98シリーズでの接続しか考慮されていない場合があるため、FM TOWNSで表示できるかどうかは全く分かりません。
事前に人柱をググって探しましたが、誰一人いませんでした。
仕方あるまい、人柱がいないなら自分が人柱になるしかあるまい。
と、いうわけでBenq V2200ECOに接続した結果がこれ。
無事に表示できたかなー?

FM TOWNS II HR実機の起動画面。
普通に表示しやがりましたね。
ちなみにV2200ECOはさりげなくアスペクト比固定ができるので、横に無駄に伸ばされる心配はありません。

TOWNS OS V2.1L20、31KHzでの表示。
これまた普通に表示、やるじゃんBenq。
小さな難点としては、解像度が変わる度に推奨解像度のお知らせが出るくらい。
後、画質に関しては、ドットバイドットでない以上察しの方向で。
なお、15KHzは試してません。
試してないというか、対応ソフトがないので試したくても試せません。
本体さえイジる事ができたらいいな、程度にしか考えていなかったもんで。
15KHz表示できるソフトを入手できたら、その時試してみようとか考えてます。
表示できなかったとしても、そもそも仕様書では対応してないわけですから、完全に自己責任の世界です。
少なくともおいらの環境で24KHz以上の表示はできましたが、全ての環境でV2200ECOにて表示できる事は保証できないので念のため。
どうでもいい点として、当然バックアップ電池は切れております。
やっぱり自分で換えんといかんか。
ちなみにTOWNS OSにて認識させると、普通にHDDが顔を出します。
表面検査をするとエラーもなく、普通にHDDからTOWNS OSを起動させることができました。
と、いうわけで、結局この本体の正体は正真正銘HR200だったようです。
メモリの件といい本体の検品変な意味でいい加減だなあ、と思ったり。
どの店とかは書かないけれど。
ただし、電源を入れるとHDDからグラインダーで研磨しているかのような轟音が聞こえてくるので、どの道寿命は近そうです。
19年前に製造されたもの相手に寿命は近そうとか言うのもどうよ、って気はしますが。
RGB変換アダプタの活用例を探して来ました。
環境によっては短いケーブルで繋がっていて
曲げられるタイプの変換アダプタが必要な方もいるそうなので、3Aから発売しています。
http://www.3a-onlinestore.com/item/itemgenre/pca1a6bcfe/58288/
FM TOWNSにCFカードを搭載してHDDを代替するアダプタです。
http://classicpc.org/cpc_cf-sxsi_org.html
HDDをCFカードに換装するのは購入当時から考えてはいましたが、変換アダプタの価格と入手性の難から頓挫した状態のまま今に至っております。。。