ブラウン管テレビがぶっ壊れてしもた。
買ったのは92年、20年間頑張っていろんなものを映し出してくれました、今までよく動いてくれた、感動した。
感動はいいけどどうしよう、地デジ難民からテレビ難民に格下げされてしまった。
人生負け組なのでテレビなんて高級品買うお金なんてないし、どうしよう……
……いや金はあるんですが、テレビ自体観てないし、ゲーム機専用状態なんだよなあ。
テレビ番組全く観てないのに、なぜNHKに金払わなければいかんのか。
しかも近年のゲームのDLC地獄や起動時の警告画面うざくてゲームそのものの購買意欲も失せてきてるんで、もうそのゲーム機も買う気がおきないんだよな。
とはいえ、これではゼノブレイドができん、これが一番困る。
テレビではなくD端子ありのPCモニター買おうか、とか考えてるけど今のところ決まってない。
決まってないから、とりあえず場当たり的な対処をしようとアプコンを買ってみた。
安物アプコンのSD-VSC1、これ使ってBenq V2200ECOでWiiを使おうという魂胆である。
しかしこのアプコン、人気があるように見えるわりに具体的なレビューがないんで買おうか悩んだものの、値段が3千円ちょいくらいなら悩むより使えよ、ってことで使ってみた。
中身は本体、ACアダプタ、D-Subケーブル、説明書と保証書。
とりあえずWiiをS端子ケーブルで接続、音声までは面倒見てくれないので白・赤のケーブルは別に接続。
画面は1920x1080 60Hzを選択。
なお、Software IDはNo9VER3.0と表示されている。
とりあえずOSDのPicture Adjust画面。
色が薄めなので、Saturationを上げてみた。
ちなみに上から、ブライトネス・コントラスト・彩度・色調・色温度・プリセット。
こちらはAdvanced Setting画面。
ここのScreen Modeを4:3に設定すると、解像度を変えなくてもアスペクト比を4:3に変更可能。
いちいちこのメニューから変えなければならないのが難点。
アスペクト比は簡単に変えられるようにして欲しいなあ、とも思うが、ゲーム実況動画とか観てると昔の4:3なゲームを16:9で横にびろーんと伸びているにも関わらず実況者と視聴者のほとんどはあまり気にしてないようなので、あまり需要のない機能なのかもなあ……おいらはアスペクト比変更できないと困るけど。
使ってみた感想として、画質はソフトによってまちまちであるが、期待していなかっただけに意外にもそれなりに綺麗に表示される。
しかし、ノイズが多く画質が悪くなるものもあり。
更にビートノイズのような縦縞がうっすら見える場合もある。
しかし3〜4千円で買えるアプコンとしては、さほど問題にはならないレベルだと思う。
気になる、支障が起こるほどの遅滞もなし。
またレビューでは高熱になると書かれていたが、この個体ではある程度、特に底面が熱を持つものの極端に熱くはならない。
いずれにせよ、本体が熱くなるということは、うまく内部の熱がちゃんと放熱されていると好意的に考えようそうしよう。
気になった点として、メニュー画面を出さなくても解像度は本体のボタンから変更できるが目的の解像度が出るまで時間がかかりすぎるので結局メニュー画面から選択したほうが早い。
それならこのショートカットはアスペクト比の変更ができるようにしてほしかったかな。
更に、メニューのFactory Settingを選択すると、確認もなにもなく初期化される。
メニューの操作性が最悪であるためうっかり誤操作しがち。
いずれにせよ、高画質化を期待するならそれはムリ、どうしても安価にPCモニターでコンポジットやS端子を接続したい人向け。
割り切ることができれば割と優秀なアプコンだと思う。
で、以下Benq V2200ECOで表示したWiiの画面を撮影してみた。
全てS端子ケーブルで接続した画面である。

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Wiiチャンネルのお天気チャンネル。

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ニュースチャンネルの記事を適当に、はっきり読むことができるな。

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インターネットチャンネルのトップ。

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ゼノブレイドのタイトル画面。

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タイトル画面の一部を接写してみた。

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ゲーム画面を適当に撮影。

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山登りを楽しんでたら猛吹雪に見舞われた上に、何か変なのと遭遇して踏んだり蹴ったりでござるの巻。

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ゼルダの伝説スカイウォードソード、この写真では分からないがかなり画質が悪い。
このアプコンとは相性がよろしくないのかもしれない。

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ポケモン牧場のタイトル画面。
よく見るとギラティナの付近が滲んでる、他にも主に黄色が滲みやすい。
まあソースはアナログであるから多少のボケ・滲みは避けられないね。

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ポケモン牧場から適当に撮影。

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バーチャルコンソールのスペースハリアー。
解像度は1920x1080のままアスペクト比を4:3に変更。
その当時のゲーセンに置かれた筐体の存在感はものすごかったな、1プレイ200円だったっけ。
まだ子供でお金なかったので連コインなんてとんでもない。
バーチャルコンソールではいくらでも連コイン投入できるけど、なぜかものすごい罪悪感があるのはなぜだろう。
今となってはアーケード版と比べたらどうしても見劣りするけど、マスターシステム(Mark-III)版もよい出来だった。
その勢いであうあーあーあー買った俺にセガは謝ってほしいようなそんな思い出が。

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これまたバーチャルコンソールから聖剣伝説2。
同じくアスペクト比は4:3。
スーファミ本体買った時、始めて買ったソフトがこれだった。
※2012年4月29,30日追記
思い出したようにやってみたWiiの電車でGo!も撮影してみた。
普通に撮影すると画面がブレまくるので、線路の真っ只中で堂々と停車してから撮影。
リアルでこれやったら、日勤どころの騒ぎじゃないよね、きっと。

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ゲーム画面を一部接写してみたが……
……新球場(´・ω・`)
新球場はともかく、元がPS2なだけあって画質はあまりよろしくない。
こう見ると、フルHD液晶でも中・遠距離の背景がほとんど破綻しないゼノブレイドは、下手なHDゲームよりもグラフィックは作り込まれてるように感じる。
逆に人物や近距離に関しては言わずもがな、だけど。